バルンがひまわり園に通っていた頃からのお友達、マフラーちゃん。
そのマフラーちゃんのふたごのおねえちゃん、リボンちゃんが、
「わたしのいもうと」という題で作文を書きました。
国分市の福祉作文募集で入賞し、
１２月２５日発行の社協だよりに掲載されました。

「自閉症」という障害を持つ妹マフラーちゃんへの想いが、
とても素直な言葉で表現されています。
読んでいると、とても暖かな気持ちにしてくれる作文です。
そして親である私たちには、元気とやる気を起こさせてくれる。
そんな作文です。
たくさんの人に読んでもらいたいと思い、ご両親にお願いして
ここに掲載させて頂きました。

感想などもお寄せ頂ければうれしいです。

わたしのいもうと

わたしのいもうとは、ふたごなので、おなじ一ねんせいです。
マフラーちゃんは、じへいしょうというしょうがいがあります。
おはなしができないこと、ときどき大きなこえをだすこと、
そして、大すきなにんぎょうが
きまったところにないとおこります。
ようふくをえらぶときも、おなじふくにしないとおこります。
わたしは、いやなときもあるけれど、がまんします。
おかあさんがいうには、「こだわり」というそうです。

おとうさんは、マフラーちゃんがおそとが大すきなので、
よくきゃんぷにつれていってくれます。
どうぶつえんや、こうえんであそんでくれます。
おかあさんは、おりょうりのおてつだいをさせます。
にんじんのかわむきや、たまごをまぜるのは、とてもじょうずです。

がっこうにいくとき、かえるときは、わたしといっしょです。
「いってらっしゃい。せんせいがくるまではいっしょにいてね。」
と、おかあさんがいいます。

なつやすみに、マフラーちゃんとおなじように
しょうがいがあるともだちがあつまって、かぞくであそびました。
あるけないひとがいたり、おはなしができないひとがいたりしました。
わたしは、たいへんだなあとおもいました。
でも、ぼらんてぃあのひとがたくさんいて、
みんなであそぶおてつだいをしてくれました。
マフラーちゃんは、えあーとらんぽりんがきにいって、なんどもなんどもとびました。
おかあさんは、うれしそうでした。
わたしも、うれしくなって、いっしょにたくさんとびました。

おそとであそんでいるときに、マフラーちゃんは、「かしてね。」といえないので、
だまっておもちゃをかりてしまいます。
それで、おこられたときもあります。
わたしは、こわかったけど、マフラーちゃんのかわりに、あやまりました。
そして、マフラーちゃんにだめだよとおしえます。
マフラーちゃんはだいじないもうとだから、このままおはなしできなくても
ずっといっしょにいたいです。
ときどきおこっても、ずっといっしょにいたいです。
そして、みんなにも、じへいしょうのことをもっとわかってほしいです。